・好きな音楽を聴くのはささやかな楽しみ
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STAN GETZ / THE SOUND
 

3月も中旬に入ったというのに今朝は真冬のような寒さです。
都心でも早朝に雨から雪に変わったとか。そういえば昨年の今頃も雪が降った記憶があります。
「寒さ」にはいい加減飽きましたね。
こちらは飽きのこないクールな演奏です。

白人テナーの最高峰、スタン・ゲッツのこれは私的「お気に入りセッション」が収録されたアルバムです。いわゆるクール期のゲッツが残したアルバムではとくに好んで聴く一枚ですが、そのほとんどがB面のみの再生で終わってしまうレコードです。
少し罰当たりでしょうか。

そのB面に収録された6曲は、51年3月、ゲッツが北欧ツアーの最終日にスウェーデンのストックホルムで行ったセッションで、リズム隊は地元のミュージシャンを起用しています。そのリズム隊の予想以上の好演、そして有名な「DEAR OLD STOCKHOLM」を演奏しているということで名作の誉れ高いものです。
A面にはピアノにホレス・シルヴァーを起用したセッション、同じくアル・ヘイグを起用したセッションが6曲収録されてこちらもクール期ゲッツの名演とされますが、私は断然B面のストックホルム・セッションのほうが好みです。

ジャズ・スタンダードとしてすっかり定着したスウェーデン民謡「DEAR OLD STOCKHOLM」をはじめ、スタンダード曲を中心とした選曲も当時のゲッツの魅力を味わうには格好の素材といえるでしょう。
また、ゲッツは初期の頃はひたすらワンホーンによるカルテット編成での演奏を好み、とくに有能なピアニストを起用したことで有名です。個人的にはアル・ヘイグが参加したセッションに惹かれますが、ここで聴かれるベンクト・ハルベルクのピアノもなかなか魅力的で、ゲッツのテナーにナチュラルに溶け込むその端正なフレージングには思わず耳を奪われます。

エリントン作「PRELUDE TO A KISS」におけるハルベルクのイントロに導かれ登場するゲッツのテナーの素晴らしさはどうでしょう。
また、原メロの美しさを損なうことなく歌い上げた「DEAR OLD STOCKHOLM」ももちろん素晴らしいですが、トミー・ドーシー楽団でお馴染みの「I'M GETTING SENTIMENTAL OVER YOU」におけるメランコリックなゲッツの吹奏はとても軽やかで心にしみます。


A-1 STRIKE UP THE BAND
A-2 TOOTSIE ROLL
A-3 SWEETIE PIE
A-4 YESTERDAYS
A-5 HERSHEY BAR
A-6 GONE WITH THE WIND
B-1 STANDANAVIAN
B-2 PRELUDE TO A KISS
B-3 I ONLY HAVE EYES FOR YOU
B-4 DEAR OLD STOCKHOLM
B-5 NIGHT AND DAY
B-6 I'M GETTING SENTIMENTAL OVER YOU

Music-Jazz comments(2) trackbacks(0)
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Comment








こんばんは

このスタン・ゲッツのアルバムは、香気さえ漂うジャズのクラシック作品ですね。「Dear Old Stockholm」がよく挙げられますが、他の曲もゲッツの名演ばかりですね。今でもゲッツの作品中一番素晴らしいと思っています。
from. azumino | 2012/03/10 22:15 |
azuminoさん、コメントありがとうございます。

このセッションは6曲すべて素晴らしいですね。
クールでありながら温もりがあって歌心に満ちたゲッツの吹奏は、異国の地ということもあってまさに「香気さえ漂う」感じがします。
端正なハルベルクのピアノもいいですね。

ゲッツの魅力がいちばん伝わりやすいアルバムかな、と個人的には思っています。
from. yuki7207 | 2012/03/11 11:38 |
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